メディカルアロマセラピー/4人に1人認知症予防

今や4人に1人と言われる認知症ですが、

その予防効果のあるメディカルアロマセラピーについては、多くの医療機関や研究機関が効果測定を行い、最も効果がある組み合わせが提唱されています。

中でもアルツハイマー認知症に効果のある組み合わせを昼アロマ、夜アロマで紹介しています。

 

【昼アロマ】

ローズマリーカンファー、レモン🍋

2:1

使用法:アロマペンダント、ディフューザーなど(2時間を目安)

効果:交感神経を刺激し、日中を穏やかに過ごすための精油

集中力を高める、記憶力を強化

 

【夜アロマ】

真正ラベンダー、スイートオレンジ

2:1

使用法:ディフューザーなど(2時間を目安)

効果:副交感神経を刺激し、心身をリラックスさせるための精油

不眠の改善、不安軽減を促す

 

ローズマリーは育つ環境によって含まれる成分の割合が違うケモタイプと呼ばれ、シネオール、カンファー、ベルベノン3種類に分けられます。

このうちのカンファーはスペインやクロアチアが主産地で、刺激性があり、特に神経と筋肉へ働きかけます。認知症予防改善に効果があるのがこのローズマリーカンファーです。

ローズマリーであればどれでも認知症の予防改善に効果があるわけではありません。

 

ラベンダーも様々な種類がありますが、鎮静効果が期待できるのは真正ラベンダーです。

 

また、オーガニックで栽培された原料から抽出した100%の精油を選んで使用してください。

 

禁忌

高血圧、てんかん、妊娠中の方は使用を控えてください

 

実際に試された結果、

「覚えていることが多くなった」「忘れるけれども、自分で思い出せるようになった」「何度も繰り返して聞く回数が減った」という声や、レビー小体型認知症の方は幻覚の症状が治まったという例もあるそうです。

「徘徊の数が減った」「よく眠れるようになった」など、薬ではなかなか効果が出ない場合にもアロマで効果が出るとのこと。

 

グループホームなどでは、認知症予防のアプローチとしてメディカルアロマを取り入れているところも増えてきています。

介護の問題を少しでも軽減できるよう、

是非多くの方に取り入れて頂ければと思います。

 

(参考)

「アロマの香りが認知症を予防改善する」

鳥取大学医学部教授、日本認知症予防学会理事長

浦上克哉