問題の水銀についてーその2仏像編

奈良の大仏の建立の際、その完成当時の大仏は全身に金メッキが施されていたそう。

当時のメッキは金と水銀を混ぜて金のアマルガム(混合物)を作り、これを塗布してから火をあて水銀を蒸発させるという手法をとっていました。

この蒸発した水銀が人体にとって有害であるため、当時の鍍金作業の際に数多くの水銀中毒者が出たのではないかと考えられています。

また、鍍金の開始から完了までには数年かかりる2500kgもの水銀が使われたといいます。

 

その間に頻繁に水銀蒸気が発生し、周囲に放出されたことは想像に難くないそうで、この水銀が河川や地下水を汚染し、周辺の農作物などに蓄積されたのではないかと言われています。

奈良の平城京は遷都後わずか70年ほどで、次の長岡京に都の地位を譲っており、それは水銀による環境汚染が理由の一つだとする意見もあるそうです。

 

もし私が課題としている、筋萎縮性障害の原因に水銀が関係しているとすれば、(すでに直感レベルで繋がっていると確信はあるのだけれど)この水銀によって汚染された水や土が和歌山まで流れて、結果として筋萎縮性障害の患者が和歌山でもっとも多いとされる所以が繋がってくる。

距離的に難しいかどうかはわからないけれど、和歌山までの熊野古道には水銀鉱山が連なっており、大仏の建立以外の経路でも何らかの環境汚染があったのかもしれない。

 

中枢神経障害につながる水銀中毒が食物連鎖によってさらに高濃度化されていたとすれば、、

 

ですが、今の医療で筋萎縮性障害が水銀を所以としていればすぐにわかるであろうことなので、もっと根深い要因が潜んでいるのかもしれません。まだまだ、調べなければいけないことが山積みです。。